2020年09月25日

人工知能(AI)とSNS

こんにちは。ナレッジリング開発運用担当の鈴木です。
暦の上では秋分も過ぎ、最近では肌寒さを感じる朝も増えて来ました。
季節が夏から秋へと移り変わる中で気温の変化の大きい季節です。
皆様におかれましてもお風邪など召しませぬよう、ご自愛ください。

さて、SNSは情報発信・収集のツールとして非常に優秀です。
検索エンジンでは得られにくい即時性の高い情報を収集する際に
活用されている方も多いのではないでしょうか。
SNSは簡単に情報を発信できるため短時間で情報が集まりやすい反面
デマやフェイクニュースが混ざりやすいのが難点だと思います。
収集した情報を吟味するひと手間が必要になるので
この点が改善されればさらに利便性が向上するのではないでしょうか。
人工知能(AI)によるフェイクニュース拡散の問題が
大きく取り上げられるようになった2018年頃から
人工知能(AI)によるフェイクニュースを判別する仕組みも研究されてきましたが、
まだまだ課題も多く日本語に対応したものとなるとまだまだ数が少ないように思います。

そんな中先日2020年9月18日にヤフー(Yahoo! JAPAN)が
このAPIは「Yahoo!ニュース コメント」の健全化を目的に導入している
「深層学習を用いた自然言語処理モデル(AI)」を利用してコメントを評価する技術のAPIで
実際に「Yahoo!ニュース コメント」で運用されている技術との事です。
残念ながらこのサービスは既にコメント投稿機能のあるサービスを
公開・運営している事が利用条件のようですが
こうしたSNS上のバイアスのかかった情報を軽減してくれるサービスが
今後も増えていくと私たちの生活がより便利になると思うので
今後も発展してほしいものです。
それでは今回はこのへんで。



posted by CBIT鈴木 at 17:22 | Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月11日

コロナが採用に与える影響とは?

こんにちは。
営業・採用マネージャーの宮澤です。

今年に入ってからコロナによる社会への影響はとどまる所を知らない状況が続いてますが、
当然採用領域においてもその影響が顕著に出ております。

これまで対面式が当たり前だった採用に関連する説明会・セミナーや面接は、
そのほとんどがオンラインへと切り替わりました。

また、非対面の採用選考が求められる現場では、
AIによる選考を進める企業が再び増えてきているという話も聞いたことがあります。
最近だと書類選考をAIが行うPRaiOや、実際の面接を行うShaiNなんかは有名ですね。


ちなみにですが、AIによる選考を導入した成功事例としてはソフトバンクが有名ですが、
一方でAmazonではAIによる選考を導入したことで差別が生じた、なんて話もありますね。

ソフトバンクの最新採用事例|AI活用で75%の工数削減

出典:HR NOTE

アマゾンの採用AIツール、女性差別でシャットダウン

出典:BUSINESS INSIDER


このように、多くの採用領域でAIなどのHRテックが活躍する一方で、
まだまだ課題は多くあるように感じます。

非対面が当たり前になりつつある世の中で、
自社にあったサービスをうまく活用して「人とのつながり」だけはなんとか維持していきつつ、
自社にとって有能な人材採用したいものです。

それでは今回はこの辺で!
ご一読いただきありがとうございました。
posted by CBIT宮澤 at 17:58 | Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月14日

人工知能(AI) とニューノーマル

こんにちは。ナレッジリング開発運用担当の鈴木です。
連日多くの感染者数が報道されるなど
新型コロナウイルスの流行はなかなか落ち着きませんね。
そんな中メディアではニューノーマルという言葉が取り上げられるようになりました。
ニューノーマル(new normal)とは直訳すると「新たな常態・常識」のことです。
経済や社会が大きな打撃を受けると構造的な変化が起こり、
事態が収束してもそれ以前の常態には戻れないという考え方です。
ニューノーマルという言葉が使われるのは実は今回が3度目です。
1度目はITバブル後の2003年頃のアメリカ合衆国の状況を指して
ベンチャーキャピタリストのロジャー・マクナミー氏が使用。
2度目はリーマンショック後の2009年頃に
パシフィック・インベストメント・マネジメント代表のモハメド・エラリアン氏が使用。
今回の新型コロナウイルスの世界的な流行による社会、経済の大きな変化が
3度目のニューノーマルというわけです。
新型コロナウイルスの流行による変化は人々のワークスタイルやライフスタイルにも
大きな変化をもたらしました。
ソーシャルディスタンスを確保するためのワークスタイルやライフスタイルの変化、
マスク着用や手洗いなど衛生管理の再認識などです。

私たち人間はこうしたニューノーマルに少しずつ適応しているように思います。
一方、近年の進歩が著しくさまざまな分野で実用化が進んだ人工知能(AI)は、
こうしたニューノーマルへの適応に苦戦する部分もあるようです。
特に画像認識はディープラーニングによる精度向上により
人工知能(AI)の分野でも近年成長が著しい分野です。
画像認識は膨大な画像を機械学習する事により、その精度を向上させて来たわけですが、
新型コロナウイルスの世界的な大流行により私たち人間の生活様式は大きく変化しました。
ソーシャルディスタンス確保のためリモートワークをする人が増え、
衛生管理のため公共の場でマスクを着用する人が劇的に増えました。
人工知能(AI)はこれまでの人間のライフスタイルやワークスタイルを元に画像を認識するため
「在宅で仕事をする人」を「家で余暇を楽しむ人」に誤って分類してしまう事や、
「マスクを着用した人」を「病院関係者」や「食品売り場の店員」と分類してしまうなど
人工知能(AI)ニューノーマルに適応できない事による問題も多いそうです。
ニューノーマルへの人工知能(AI)の対応は現在進められているという事です。
人工知能(AI)は優秀ですが、変化への適応力の高さという点では
まだ人間に軍配が上がるのかもしれませんね。
それでは今回はこのへんで。

posted by CBIT鈴木 at 17:25 | Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする