2019年12月20日

機密情報はAIが守る!

こんにちは。
マーケティング・営業担当の池田です。

先日、神奈川県の行政データが大量流出し、ハードディスクの破棄を委託されていた処理業者のスタッフが
オークションサイトでそのハードディスクを転売していたことが発覚し逮捕される、という事件がありました。
個人情報漏洩は企業にとって死活問題
どの企業もその対策に余念がありません。

そこで今回は、機密情報を取り巻くAIについて調べてみました。

まずは、AIによるメール監視サービスについて。


どちらも、不正・違反などがあるメールをAIが自動検出し、リスクのあるメール送信を未然に防ぐというもの。
大量の社内送信メールを学習データとし「このメールは怪しい」というような“兆候”を見つけ出します。
この「兆候」にあたるものをディープラーニングでは特微量と呼びますが、
上記サービスも、このディープラーニングの技術を用いて不正なメール検出に活用しているものと思われます。

さて、ここまでは自然言語処理分野のAIでしたが、次に紹介するのは画像処理分野のAI

社内文書から極秘・社外秘・マル秘などの秘密印をAIで検知するというもの。
機密書類の分類・管理業務の自動化が可能になり、結果的に情報漏洩防止につながる、ということのようです。

つまり、
・大量データからリスクデータを自動検出
・人手によるセキュリティ業務作業の代替
これらに、AIが活用されているというわけですね。

そして、企業が情報流出に関して掛けるコストとしては、こんな調査結果もあります。


世界主要国の477社を対象に2014年〜2018年に渡って行われた本調査では、
情報流出に関連して企業が負担した総コストは、世界平均で386万ドル
流出情報1件当たりの国別コストランキングで日本は7位という結果だそうです。
また、この調査では情報流出による要因の分析としてAIを新たな要素に加えており、
「セキュリティ自動化戦略にAIを取り入れている組織では、
流出情報1件当たりのコストを8ドル削減できるという結果も出た。
ただし、AIを完全実装している企業は15%にとどまる。」
と、記事は伝えています。
全世界を対象にしている調査だけに、このレポートからはなかなか肌感が伝わりづらいところもありますが、
情報流出による企業の負担コストは増大傾向にあり、その対策としてAIが注目されている」と言えそうです。

ところが、その一方で、なんとAIによる”情報流出を懸念する声もあることがわかりました。

出典:「人工知能(AI)&ロボット 月次定点調査(2018年2月度)」(株式会社ジャストシステム)

1年半以上前の調査結果なので、今は事情が変わっているかもしれませんが、
半数以上が危機感を持っているというのは高い比率ではないかと思います。
情報流出防止に一役買うのがAIだとすれば、助長するのもAIとは、なんとも皮肉です。

とどのつまり、AIの利用する際には、正しい知識で正しく活用するということが鉄則ということでしょうか。
道具を使う場合には何にでも当てはまると思いますが、改めて考えさせられます。

さて、2019年の本ブログの投稿は今回で最後です。
2020年はどんな“AIイヤー”になるでしょうか。
引き続き動向を見守りたいと思います!



posted by CBIT池田 at 18:00 | Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月06日

人口知能(AI)でオレオレ詐欺を防止

こんにちは。ナレッジリング開発担当の鈴木です。
気がつけば12月。今年も残すところあとわずかとなりました。
寒い日が続いていますので、お風邪など召しませぬようご自愛ください。

ところで、近年増加している特殊詐欺の防止に
人工知能(AI)を役立てようという取り組みがあるのをご存知でしょうか。
NTTの「特殊詐欺解析AI」や
NECの「声認証技術を強化した個人の高精度認識」が
実用化に向けて実証実験を行っています。
こうした取り組みは実用化されれば大きな社会貢献が期待されますが、
実用化にあたってはクリアしなければいけない課題もあるようです。

平成28年(5,753件)、平成29年(8,496件)、平成30年(9,145件)。
警察庁が発表している各年度のオレオレ詐欺の認知件数です。


特殊詐欺認知件数.png

出典 : 警察庁 「平成30年における特殊詐欺認知・検挙状況等について(確定値版)」

オレオレ詐欺は平成29年に認知件数が急増しその数は増え続けています。
被害総額も平成30年は188億9千万円に上り、オレオレ詐欺は大きな社会問題となっています。
こうした社会問題の解決に人工知能(AI)を活用しようとする取り組みが
NTTの「特殊詐欺解析AI」やNECの「声認証技術を強化した個人の高精度認識」です。
まずNTTの「特殊詐欺解析AI」について。
NTTの「特殊詐欺解析AI」はご家庭の固定電話に特殊詐欺対策アダプタを設置し、
録音した通話内容をクラウドに転送し、特殊詐欺解析AIが通話内容を解析します。
AIが解析した結果、特殊詐欺であると疑われる場合には、
あらかじめ登録されたメールアドレスに注意喚起メールを送信するという事です。
NTTの「特殊詐欺解析AI」は犯行に使われる頻度の高い「銀行口座」「振込み」など
数百のキーワードが会話の中でどのように使われるかを解析し
特殊詐欺である可能性を判定するところに特徴があると思います。

NTT特殊詐欺解析AI.gif

出典 NTT持株会社ニュースリリース 「特殊詐欺解析AIを用いた実証実験の実施等について」

次にNECの「声認証技術を強化した個人の高精度認識」について。
オレオレ詐欺は息子や娘など高齢者の親族を騙る手口が多い事が知られています。
口やのど、鼻など発声器官の形状には個人差があり、声は個人ごとの特徴があるので
声認証はその特徴をAIが解析し、電話相手が本当の親族か判別するのに役立ちます。
判定にかかるのはわずか5秒。雑音などがまじった状態で95%の精度で個人を識別できるそうです。
声認証なので特殊詐欺の判定に「銀行口座」「振込口座」などのキーワードに依存しません。

NEC声認証技術.jpg



出典 NEC 「NEC、声認証技術を強化、5秒で個人を認識可能に」

いずれの取り組みも実用化されればオレオレ詐欺の防止におおいに役立つ事は間違いないでしょう。
しかし、実用化にあたっては解決しなければいけない課題もあるようです。下記のような課題が挙げられます。
  • プライバシー
  • 心理的バイアス
  • 費用

プライバシー
電話の会話内容をネットワークを経由してアップロードする事になるので、
プライバシーが必ず守られる仕組みが必須です。

心理的バイアス
2016年に内閣府の行った「特殊詐欺に関する世論調査」によると、
「自分は特殊詐欺の被害にあわないと思う」と答えた人の割合は年齢を重ねるごとに高くなり、
実際の被害の分布と逆の傾向を示していたそうです。
特殊詐欺にあう可能性が高い人がその自覚を持つ必要があります。

費用
通話内容をアップロードするための機材の導入や
親族の声の特徴を学習させるためには費用がかかります。
こうした費用をどう利用しやすい価格に設定できるかが実用化の鍵になるのではないでしょうか。

とはいえ、実用化されれば年間188億にものぼる被害を減らすのに役立つので
実用化されて欲しいものです。

それでは今回はこのへんで。
posted by CBIT鈴木 at 12:21 | Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月22日

AIの活用事例をお探しですか?

みなさんこんにちは。
営業・採用担当の宮澤です。

弊社では今月から新たに2名が入社し、
いよいよ今のオフィスの限界も感じている今日この頃です。
とはいえ人が増えていくというのは採用担当としては嬉しい限りです!
今後も引き続き営業・採用と2足のわらじで日々尽力します。

さて、みなさんは社内にサービスやシステムの導入を検討する際に、
どんな手順を踏んで何を行いますか?

基本的にはネットやらで情報を調べて、資料請求して比較検討して・・
みたいなことを行うと思いますが、その際に必ず「活用事例」も探しませんか?

弊社でも自社サービス・システムを取り扱っておりますが、
お問合せやアポに行った際に必ず「活用事例を教えてください」と言われます。

特に上層部の方々は好きですよね、活用事例。
社内稟議を通す上でも活用事例を求められることも少なくないと思うのですが、
そんな皆様に朗報です!

「AI活用の発想と実装をつなぐ」をモットーに掲げている株式会社レッジが今月18日に、
AI活用事例の検索プラットフォームe.g.(イージー)のOpen-β版をリリースしました。

詳しくは以下の記事をお読みいただければと思いますが、
これからAIの導入を検討中の企業様にとって参考になるのはもちろんのこと、
AIを扱う企業のご担当者様にとっても他社事例を学ぶことができる素晴らしいサービスではないかと思います。

出典:AI:人工知能特化型メディア Ledge.ai

ちなみに、弊社でもこちらのプラットフォームへの掲載を検討しておりますので、
掲載が完了した際はまた改めて共有させていただきますね!

最後に補足ですが、株式会社レッジのCMOは私が新卒で入社した会社の同期ですw
ご興味ある方はつなぎますのでお問合せくださいませ。

それでは今回はこのへんで!
最近寒くなってきましたので皆様ご自愛ください。
posted by CBIT宮澤 at 11:01 | Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする