2020年05月29日

ナレッジマネジメントの4つのタイプ

こんにちは。マーケティング・営業担当の池田です。

組織には様々なナレッジ(知識資産)が存在しています。
しかし、「どのように活用すればいいのかわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そんな時は“型”を知るとよいでしょう。
今回は、ナレッジマネジメントの4つのタイプについて紹介します。

ナレッジマネジメントの4つのタイプ.png

知識資産の活用には目的手段の2軸があります。

1)知識資産の活用目的(改善⇔増価)
2)知識資産の活用手段(集約⇔連携)

この2軸から4つのタイプが存在します。


1)ベストプラクティス共有型(改善×集約)
成功事例など、過去の模範となる経験から学ぶべきことをノウハウなど形式知化して共有する手法です。

■要点
・過去の問題解決法の共有
・業務重複排除
・ベストノウハウ複製による時間短縮
・コスト削減

■課題
・共有への意識改革
・継続性

■解決ツール例
・グループウェア


2)専門知ネット型(改善×連携)
ノウフー(Know Who:組織内で誰がどんな知識を持っているかを知る仕組み)を基礎として、
組織内に存在する専門家の知識を総合的に活用する手法です。

■要点
・社員・専門家の知識のディレクトリ化
・適材・適所・適時に結合

■課題
・ネットワーク上での対話の仕組みと組織文化
・個々人のイニシアティブ

■解決ツール例
・社内SNS
・FAQ


3)知的資本型(増価×集約)
組織内の知識資産を多角的に分析し、新しい価値として経営戦略に活用する手法です。

■要点
・知識資産を把握・活用・展開するための分類の組織的方法
・ポートフォリオ
・フレームワーク

■課題
・静的なストックとしてではなく、動的なプロセスとして知識資産の活用

■解決ツール例
・データウェアハウスツール
・データマイニングツール


4)顧客知共有型(増価×連携)
顧客と共に共通の経験をしノウハウなどを共有することにより、
顧客に対して更に価値ある知識提供を可能とする手法です。

■要点
・顧客との知識共有
・知識提供の場作り

■課題
・顧客にとっての価値は何かの把握
・顧客との継続的進化の仕組み作り

■解決ツール例
・グループウェア
・チャットツール


改めて現状と目的を見つめ直し、ぜひ、あなたの組織に合った情報共有の方法を見つけてくださいね。
posted by CBIT池田 at 17:16 | Comment(0) | コンサルティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月15日

ナレッジマネジメントの始め方

はいどうも!
営業担当の宮澤です。

私にとっては新年一発目のブログなのですが、
早いもので2019年もあっという間に2ヵ月が過ぎようとしています。

年末年始は割と体調よかったのに、つい先日久しぶりに体調崩してしまい、
色々な方々に迷惑を掛けてしまいました・・・。体調管理気を付けます(-_-;)

ということで今年一発目のブログ内容どうしようかなー、
と寝込みながらも考えていたのですが、
最近このブログはもはやAIブログみたいになっていたので、
初心に帰って今回は「ナレッジマネジメント」系のお話をしようと思います!

お時間ある方は、3 分 だ け お 付 き 合 い く だ さ い。


さてさて、まずは「ナレッジマネジメント」という言葉のおさらいからです。
ナレッジマネジメントとは、社内で個人が持っている知識・経験・ノウハウ
(総称して暗黙知)を資料や報告書等、目に見える形(総称して形式知)に変換し、
それらを社内で共有することで、企業の生産性向上・業務改革・業績向上につなげる
マネジメント手法のことです。

最近ではこのナレッジマネジメントを実践している企業様も多く、
弊社のサービスもおかげ様で多くの引き合いを頂戴しているのですが、
本ブログではナレッジマネジメントを成功に導く為の“始め方”をお伝えしていきます。

STEP1
ナレッジマネジメント本格導入の“目的”と“時期”を明らかにする。

これ、一番重要だと思います。
現状は何が課題で、ナレッジマネジメントによって何の情報を誰がどのように共有するのか、
それによってどんな効果が期待できるのか、を明確にすることです。
また、その目的を“いつまでに達成するのか”を設定することもとても重要です。
期限を設けないプロジェクトは間延びしがちで中々進捗しません。
「○月○日までに本格導入する」と決めたらあとは逆算して計画を立てると良いでしょう。


STEP2
ナレッジマネジメントの目的を社内に広報して“共通認識”を持つ。

どんなに担当者レベルで「ナレッジマネジメント頑張りましょう!」と声を挙げても、
他のメンバーが全くその価値を感じていなかったり、非協力的だった場合、
ナレッジマネジメントは間違いなくうまくいきません。
その為にもまずはナレッジマネジメントの“目的”を実施するメンバー全員で理解し、
全員がその目的達成のために進んでいくんだ!という“共通認識”を持つことが重要です。


STEP3
ナレッジマネジメントを“仕組化”する。

STEP2まではどちらかというと本格導入に向けた“準備”の部分でしたが、
ここからいよいよ本格的にナレッジマネジメントに着手していくことになります。
ここで検討すべきなのが社内にあるナレッジを誰がどのように整理・管理して、
それをどのように社内のメンバーに届けるか、です。

その手段の1つとして社内イントラやグループウェアを用いたり、
もしくは、ナレッジマネジメントに特化したシステムを導入してもいいと思いますが、
大切なことはツールやシステムの導入はあくまでも“手段”の1つであり、
それらを導入したからといって全てがうまくいくわけではありません。

繰り返しになりますが、ナレッジマネジメントを始めるにあたって、
その“目的”が社内で“共通認識”として捉えられているという前提条件と、
どの情報を誰がどのように整理・管理して社内に届けるのかという“仕組化”の部分が、
とても重要になってきます。


STEP4
“トライ&エラー”を繰り返しながら啓蒙活動を実行する。

ここまできたらあとは日々トライ&エラーをひたすら繰り返すといいと思います。

・どうやったら常に最新の情報をメンバーに届けられるのか
・どうやったらメンバーがより効率よく必要な情報を見つけられるようになるのか
・どうやったらメンバーがツールやシステムをもっと使うようになってくれるのか

などは実際に運用しながら、時にメンバーへのヒアリングも実施しつつ、
“草の根”的な啓蒙活動をしていくしか方法がありません。
ナレッジマネジメントは1日にしてならず、ということですね。


と、今回はここまでです。
他にもナレッジマネジメントを成功に導くTIPSはありますが、
それはまたの機会にでも。

もし弊社の情報共有システム「ナレッジリング」にご興味あれば、
HPからお問い合わせいただくか、直接私までご連絡くださいませ!ではまた。



posted by CBIT宮澤 at 12:59 | Comment(0) | コンサルティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月18日

ナレッジマネジメントのコアフレームワーク:SECIモデル

みなさんこんにちは。
営業担当の宮澤です。

前回の私のブログでは、
「ナレッジマネジメントは会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」
と熱弁させていただきましたが、今回はそのナレッジマネジメントを推し進めていく上で、
最もコアなフレームワークとなるSECI(セキ)モデルについてお伝えしていきます。

■SECIモデル
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一橋大学の野中郁次郎教授が日本から世界に向けて発信した経営理論の1つ。
ナレッジマネジメントにおける形式知を生み出すプロセスである、
・Socialization:共同化
・Externalization:表出化
・Combination:連結化
・Internalization:内面化
の頭文字をとってSECIと名付けられた。
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・・・と言われてもなんだかよく分からないと思いますので、
ここから4つのプロセスを順番に紐解いていきます。


■SECIモデル 4つのプロセス
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STEP1.共同化(Socialization)※暗黙知→暗黙知
対話や経験などによって、暗黙知をお互いに共有するプロセス。
(例)OJTなどの共体験を通じて暗黙知を伝達すること、など。

STEP2.表出化(Externalization)※暗黙知→形式知
得られた暗黙知を共有できるよう形式知に変換するプロセス。
(例)社内に存在する暗黙知をマニュアルなど客観視できるものに変換すること、など。

STEP3.連結化(Combination)※形式知→形式知
形式知同士を組み合わせて新たな形式知を創造するプロセス
(例)形式知をグループウェアやFileserverなどに集約し体系的な知識へと変換すること、など。

STEP4.内面化(Internalization)※形式知→暗黙知
利用可能となった形式知を基に、個人が実践を行い、その知識を体得するプロセス。
(例)新に創造された形式知を個人が身体化し、知的資産へと変換すること、など。
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SECIモデル.png


いかかでしたでしょうか?

つまりSECIモデルとは、暗黙知と形式知の知識変換プロセスを4つのフェーズに分けて考え、
これらを循環させることで組織として戦略的に知識を創造し、マネジメントすることです。

個人の暗黙知を組織へ展開し、それらを形式知化して集約することで新たな形式知を創造、
そしてその形式知を再び個人が吸収して周りに伝達していく、、、
という理想的なサイクルといえますが、みなさんの社内ではうまくこのサイクルを回せていますか?

SECIモデル4つのプロセスのうち、自分たちはどこがボトルネックになっているのだろう、
と考えてみることもナレッジマネジメントを推し進めていく上では重要なポイントになりそうですね。

それでは今回はこの辺で。



posted by CBIT宮澤 at 12:15 | Comment(0) | コンサルティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする