2016年07月25日

『ナレッジはどうしたら集まりますか?』

こんにちは。
マーケティング・営業担当の池田です。

先日、ある業界の卸売業をしている企業様から
当社が提供する社内情報共有サービス「ナレッジリング」にお問い合わせを頂きました。
エリア毎にある営業所間で営業や仕入の情報を共有したいとのことで、
・商品・メーカーなどの詳細情報
・入札情報
・過去のクレーム情報
これらの情報を共有できるツールを探していたところ「ナレッジリング」にご興味を持って頂いたようです。
集約されたデータを持っておらずこれから情報を募っていくが、初めての試みなので試行錯誤中・・・
と、ここまではよくあるお問い合わせの内容なのですが、
もう少し詳しく話を聞いてみると、そう単純な話でもなさそうです。

実は、既に取り組みを始めているものの思う通りには行っていないのだとか。
具体的には、
グループウェア中の機能「電子会議室」を使って情報共有を始めたがなかなか情報が集まらない、と。
なぜ集まらないのか心当たりを尋ねてみると、
「グループウェアは1ヶ月前に本格導入したばかりで、皆まだ操作に慣れていないこともあるのでは。」
と担当者。
“それはごもっとも”と思いましたので、
「ナレッジリングにご興味を持って頂いて大変ありがたいのですが、
 もう少しこれまでの方法を続けてみてからご判断頂いてもよいのではないですか?」
とお返ししたところ、
「経営層からの指示もあり、今は専用ツールを導入する方向に進んでいるんです。」
と、担当者も少々困ったようなご様子。
なるほど・・・お話を伺う限り、課題認識はみな同じところにありそうですが、
その手段やら判断基準については、経営層と担当者の意見はちょっと違うようですね。

近日中に行われる経営会議では、
担当者からの報告として「ナレッジリング」を紹介して頂くことになっているようでしたが、
現在のグループウェアで運用を継続することの問題点についても議論はされるとのことでした。
後日お伺いしたところ、最終的には当初の予定通り、
グループウェアでの運用は廃止し専用ツールの導入を前提に進める、という結論に至ったようです。
詳細はお聞きしていないので想像の域を出ませんが・・・
経営陣としては、
ナレッジを収集した後のFAQとして体系的にデータ集約するところまで考慮されたのかもしれません。
新しいツールに慣れるのには時間がかかるため、途中から専用ツールに乗り換えるのは得策ではないと判断し、
それなら早いうちに専用ツールを導入してしまった方がよいという結論に至った可能性もあります。

こちらのお客様のようにどうしたらナレッジが集まるか?というご相談は結構多いです。
企業風土組織体制が大きく影響することでもあるので、
経営課題にまで踏み込んでもおかしくない、非常に難しい課題です。
とにかく、何か実行したら結果が出るという性質のものはないことは確かです。
ただ、「ナレッジが集まっている」と実感を持って頂けるお客様について一つ言えることは、
ご担当者の方自身がある程度の時間労力を掛けて熱心に取り組んでいらっしゃる場合が多いということです。
早ければ3か月くらいで効果を見せ始める企業様がある一方で
1年以上経ってようやく軌道に乗ってきたというお客様もいらっしゃいますが、
それがハマると一気に動き出すということはあるようです。

さて、先にご紹介した企業様ですが、
その後「まずは担当者の営業所内で試験的に運用してみたい」とのことで
フリープランのお申込みがございました。
せっかくご利用頂くのですからぜひご活用頂きたいものです。
軌道に乗るまではフォローを継続していきたいと思います。
posted by CBIT池田 at 09:14 | Comment(0) | コンサルティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月11日

オフィス空間が知識創造の場になるんです

皆様、こんにちは。
ナレッジリング、営業・開発補佐担当の松永です。

今回はある企業で行っているナレッジマネジメントの取り組みのお話しです。

この企業の営業本部ではモバイルオフィスと呼ばれる斬新的なデザインオフィス空間があるそうです。
新しい知識は文化や経験、スキル、知識などが異なる人達が交流し合うことで創られる
"Creation by Cross Culture"というコンセプトのもとに作られたオフィスだそうです。

これらオフィス空間には4つのタイプがあり、それぞれ特徴があるようです。
それでは”知識創造をもたらす4つの空間”をご紹介していきましょう。

●オフィスゾーン
このゾーンはデスクワークを行うためのスペースです…
なんの変哲もなさそうな名前ですが、個人の席を特定しないのがこのオフィスの特徴です。
情報共有のために同じプロジェクト同士で近くの席に座ったり、普段は近くに座らない人と隣同士になったり
状況は様々です。
また、このオフィスでは社員同士の会話を推奨しているそうで、
暗黙知や形式知の共有、創造を促進させているようです。
思いがけない出会いや情報のやり取りが行われそうですね。

●クリエイティブゾーン
社内の打ち合わせに利用されるゾーンです。
明るく開放的な雰囲気を出すよう窓側に設けられているそうです。
大型ディスプレイを設置したり、インターネット・イントラネットに接続できる環境があったり
必要な情報を共有しながら打ち合わせが行えるなど、
メンバー間の対話が活発になるような仕組みが取り込まれているそうです。
打合せを重ねることで、暗黙知が形式知に変わる、なんてことがしばしばありそうですね。
他にも同じような対話の場として6つの会議室があり、
それぞれコンセプトを意識することで会議の活性化と知識の創造を促すようです。

●リフレッシュコーナー
喫煙スペースやドリンクコーナーで構成されたスペースです。
煙草を吸わない人にはわからないと思いますが、喫煙所での会話で思いがけない発見があったりするものです。
担当の違う社員同士が交流出来る機会を与えることで、予期せぬ出会いと思いがけない情報共有を促進します。

●知の森
各部の中央に設けられた交流を目的としたスペースです。
このスペースでは、社員や顧客、パートナーを問わず幅広い交流が行われているそうです。
企業間での知識の共有が図れそうですね。

全てに共通することは、人と人が交流をすることで情報共有を促している、ということです。
「ナレッジマネジメントの究極には人間がある」という野中郁次郎氏の言葉がありますが
人間同士のコミュニケーションの中にこそ情報共有の本質があるのだと思います。
システムも大切なコミュニケーションツールの1つですが、
人と人とのコミュニケーションも大切にしたいものですね。

今回はこの辺で失礼します。
posted by CBIT松永 at 12:25 | Comment(0) | コンサルティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月07日

情報共有のタイプと相性の良いツール

こんにちは
すっかり申し遅れてしまいましたが
4月からナレッジリング開発担当から
開発担当マーケティング補佐担当に配属が変りました鈴木です。
これからもよろしくお願いいたします。

5月は伊勢志摩サミットもあり、都内でも駅の警備なども
ものものしくなり少し緊張しましたが何事もなく終わりなによりでした。

さて、本日は
情報共有のタイプと相性の良いツールについてです。

ナレッジ・マネージメントは

・知識資産の活用目的
・知識資産の活用手法

の軸にもとづいて4つタイプ分けが出来るそうです。
また、それぞれに相性の良いといわれているツールもあるようですね。
今回はそのご紹介を。

(1)ベストプラクティス共有型
  [概要]
   組織内、企業内の成功事例のノウハウ、 学習を通じて知識の共有・移転をおこなう。
  [相性の良いツール]
   グループウエア
   [備考]
   個人の持っている業務ノウハウを蓄積し、グループまたは全社で共有する。

(2)専門知ネット型
  [概要]
   Know-Whoを基礎として、
   組織内外の専門的知識を持つものをネットワークで結びつける。
  [相性の良いツール]
   FAQ
  [備考]
   よく尋ねられる質問をデータベースにまとめる。

(3)知的資本型
  [概要]
   経済的価値に変換できる知識資産を対象としてここから収益創出をはかる。
  [相性の良いツール]
   データウェアハウス・データマイニングツール
  [備考]
   戦略策定に役立てるために膨大な量のデータを分析する。

(4)顧客知共有型
  [概要]
   顧客を巻き込んだ継続的な知識の共有と創出。
  [相性の良いツール]
   グループウエア
  [備考]
   顧客向けの業務プロセスを効率的に管理できる。

皆さまが導入されている製品
または導入を検討されているタイプは(1)〜(4)のどれかに該当しましたでしょうか?
情報共有といっても幅が広いので
上記にまったく該当しない場合もございますので、その場合はご容赦を・・・。

それでは、今回はこのへんで!


posted by CBIT鈴木 at 17:50 | Comment(0) | コンサルティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする